浸潤性乳管癌と診断されて 20

「癌は誰でもなるもの!でも、まさか自分がなるとは思わないのが癌!」
お昼を食べ終わると直ぐに両親が来ました。母は腫瘍が思っていたよりも小さくて転移していなかった事に安心したと何度も何度も繰り返して言っていました。
腫瘍の大きさは唐揚げだったとも。
姉からLINEメッセージで伝えられた事は
「摘出部位に関しては、唐揚げくん(笑)の中心部が腫瘍で取り出すときにその周りの部分を含めて摘出するそうです。癌細胞に近い部分というのもあるけど癌細胞自体を傷つけて流出させたらたいへんだからね。最少限度の大きさで、だいたいゴルフボールぐらいの大きさ、5センチぐらい?でした。」
と送られて来ました。
腫瘍を取り出した傷口よりもセンチネルリンパ節を取り出した傷口の方が痛みを感じていたので、脇のリンパを全摘していたらもっと大変だったし、回復も違ったのだろうと思いました。

両親が帰ってから安室ちゃんのDVDを見始めてしばらくすると
「あのー、大田原さん」
声がしてカーテンが開きそこに立っていたのは夜中にラインをしていた悪友 井内 と同じく会社を退職した 池田さんが立っていました。
隣の患者さんはまだ辛そうだったので談話室へ移動しました。
寝たきりだったので丁度良いリハビリ!
とても天気も良く陽が差し込んでいました。
私は陽を背中に感じながら思ったよりも長い時間を3人で会話を楽しみました。
手術の翌日で思っていたよりもずっと元気な私に驚いていました。
これも、リンパを全摘していないのと腫瘍が小さいからだと思います。

母は今までの私の生活を含めて悪気物は全て取り除かれて今年からは運気がいいと喜んでいると姉から言われました。
ずっと心配かけて来た事は申し訳ないと思いますが、あまり強く言われると複雑に悲しい気持ちもあります。
弟の肺癌は煙草、姉の緑内障は父からの遺伝、私の乳癌は過度なストレスとも。
確かにゼロでは無いかもしれないけど。

友達も帰り、やはり術後、疲れたのでまたうとうとと寝てしまいました。

しばらくすると夕飯が運ばれて来ました。
やっと白いご飯が来ました。
でも、ご飯が潰れた感じ。
でも、ちゃんと完食です。

看護師さんの巡回での血圧も体温も問題なく順調に回復です。
でもやはり術後、その後はしばらく寝てしまいましたが途中からは寝たり起きたりを朝まで繰り返していました。
寝返りを打ちたいけど左側の傷が気になって上手く動けず腰も痛くて余計に寝れなかったのです。

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≪魂のトラウマ解放ナビゲーター≫ の一野瀬陽月です✨ がんと闘いを経て生きる事の凄さと 素晴らしさを皆様にお届けしています。 丹沢山麗の地から 普段の生活を盛り込んでアーカイブしています。